『茶苑の意匠・中村昌生数寄屋20集/定価30000円/伝統的な大工技術の危機を痛感し第二の論文集のつもりで出版して頂くことを決意しました』はセカイモンで26499b7bから出品され、381の入札を集めて05月08日 6時 54分に、6800円で落札されました。即決価格は6800円でした。決済方法はに対応。岩手県からの発送料は落札者が負担しました。PRオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。
商店建築 2016年 12冊
¥ 7650
茶苑の意匠・中村昌生数寄屋20集/定価30000円/伝統的な大工技術の危機を痛感し第二の論文集のつもりで出版して頂くことを決意しました
¥ 6800
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昭和58年 289p カラー 26㎝×37CM 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。
中村昌生博士が茶室研究の第一人者であることはいまさらここで紹介するまでもないことであるが、 中村さんの著わした尼大な著書や論文に永年接しているうちに、中村さんの構文や用語の選択、ある いは関心の表現のしかたに、独特の工夫がうかがえることに気づいていた。とくに個々の茶室につい ての証や解説の父でそれが顕著のように感じられた。つまり、中村さんの文体が、茶室研究を通じ て早くからできあがっていたかのようであった。
その特色がどのようなことか、ひとことでいうのはむずかしいが、史料に即した考証を進め、事実 や状景を正確に記述しようという姿勢がもちろん堅持された上で、なおそれだけではあきたらず、茶 室の作者の真意に迫ろうという意欲が、文意の底にほのかに見えてくる、というようなことであった。 これはかなり微妙なことであって、単に含意の多い文章ということとは違う。むしろ文そのものはあ くまで証に徹し、説明の明快さを求めながら、その行間から読み取るべきものを読者に期待してい るかのようなところがある、というふうなことである。
この点は、中村さんが師と仰ぐ堀口捨己博士の茶室研究の文章と比較するならばただちに明らかに なる。堀口博士は記述の内容の明快さ以上のことを文章に求めてはいない。文の明晰さが伝えるべき 内容を正確に表わし、文はあくまで内容に即しているのであって、それはちょうど近代初期の建築が そうであったように、合理的思考のそのままの反映なのであった。このようにして堀口博士は利休に ついて、史実と見極められるものを組み立て、もっぱら確実な史料によってうかがえる利休像を読者 の前に提示した。しかし史実の裏にある利休の姿は、堀口博士がおそらく捉えたに違いないにもかか わらず、それが史料によって説明しえないかぎり、ついに筆のなかに隠されたままであった。
中村さんが求めてやまないのは、利休や織部や遠州たち、つまりそれぞれの流儀で茶を創り出した人たちが、さまざまに創る営みを繰り返したその過程を辿りながら、創ることの機微、作者の語らない創造の秘密に触れようということにあるらしかった。そして、考証なり解説なりの文の行間に滲んでくるのは、そのような著者の意欲のようであった。このことは、中村さんが堀口博士を尊敬しつつ乗り越えようとする試みにほかならないといえるであろう。
ところで、中村さんが研究のかたわら、設計活動も行っていることは、噂では聞いていたものの、 実際に設計された建築に接する機会を私は一度ももたなかった。中村さんは、会ってもそのことには 一言も触れようとはしなかった。こんど、このように中村さんの建築作品が集められたものをはじめ て見て、これが通常の建築作品集とは全く趣を異にすることが、私にはただちに納得できるのである。 研究者による設計活動であるとしても、これは余技ではないし、また研究成果の現実への適用という ようなことでもない。本書に収められた作品が示す通り、中村さんにとっての設計は研究の延長であ り、おなじ目標を追求するもう一つの活動の形態なのであった。論文によっては到達できない一つの 境地を、実際に建築を建てることによって切り拓こうとする執念らしきものがここには見られる。こ のなかのいくつかでうかがえるように、中村さん自身の創意の表現でなく、かつて生きた茶人の創意の復原がここでは試みられている。既存の茶室の写しを作るという程度の、しかしそれはそれで意義 のあることではあろうが、そうした気楽さを踏み越えて、中村さんの仕事にはもっと熱っぽいものが あって、既存の茶室との違いをむしろ重視し、すでに失われた茶室を復原するという仕事を通して、 直接、織部なり遠州なりに設計者自身がなり切ろうとする姿勢すらあるようにみえる。
こうした見方が正しいかどうかは判らない。ただ中村さんのこれまでの著書や雑誌の上での仕事と 並べてみたとき、建築作品にも一貫したものが感じられるのである。
後記
毎日新聞社出版局の家浩氏と井原龍起氏から、こういう 本を出版しようと言われた時は全く驚きました。私は茶室の研究方法の一つとして創作にも携わってきたということ で、何れも小規模で質素な木造建築ばかりであります。こ れらの素材で一書が纏まるとは信じられませんでした。
しかしこの十余年間を振返ってみますと、論文を余り書いておらず、習作的な仕事を通じての勉強に力が入っていたことに気付きました。伝統的な大工技術の危機を痛感したのもそのためでした。そこで拙い作でもこの期間の仕事を纏めて御叱正を仰ぐことは、やはり研究者の使命と考えるようになり、第二の論文集のつもりで出版して頂くことを決意しました。
以前拙著『茶室の研究』の書評を通じて、つくる仕事に 駆り立てて下さった東京大学の稲垣榮三教授からは序文を 頂きました。また堀口捨己博士には元庵の復原設計等の御 指導を頂きました。仕事の機会を与えて下さった関係各位、 施工に尽力を惜しまれなかった棟梁や技術者の皆さん、常 に温い理解と激励を下さる教室の諸先生、設計や現場の仕事に骨身を惜しまず協力して頂いている研究室の方々、そして、撮影に奔走された本木誠一氏、面倒な編集を一身に 引受けて下さった井原さんに、心から御礼を申しあげます。
昭和五十八年五月一
中村昌生
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